前のページで触れたようにアライメントセッティングは、非常に重要な項目となっている。
ちょっと試してもらいたいのだが、ペンを持って頭側を左手で固定、右手で動かしてみてほしい。右手側となるペン先は球の表面をなでるように動く、サスペンションの基本的な動きはこれと同様で、アームの数を増やすことで球の数を増やし、直線運動に近づけている。つまり、ほとんどのサスペンションの動きは曲線の組み合わせだ。
理想的なサスペンションは、つねにタイヤのトレッド面が垂直に路面に当たっていることだが、路面自体が平らではないことも含めて、これを実現するのは不可能に近い。また、それを追求したがために、サスペンションが大型化したり、動きが悪くなったりすることもある。
そうしたなかで生まれてきたのが現在のサスペンション形式。さまざまな動きを考慮して、けっこうギリギリのラインでサスペンションは設計されている。
それをローダウンさせるのだから、当然そのままではベストなセッティングができなくなるもの。
そこで登場するのがアフターパーツのサスペンションアームだ。ローダウン化によって生じるアライメントのズレを、アームによって吸収(調整)しようというもの。多くのアフターマーケット・アームはアーム長の調整などが可能で、アライメントを適正値にすることが可能。
また、多くの場合、ノーマルのアームはジョイントにゴムのブッシュを使い、そこでショックなどを吸収しているが、アフターマーケット・アームはそのジョイント部分をピロボールというベアリングの一種にすることで、よりダイレクト感のある動きを可能にしている。
アライメントが調整しきれない、よりリニアなハンドリングがほしい、といったことを解決するのがアフターマーケット・アームなのだ。 |