これまでもスポーティさを強調したKカーがいくつもあった。ビートにカプチーノ、AZー1などなど。スタイリングを抜きにして、速さだけで言ったら、ソニカやライフダンクも侮れない。
当然、チューニング業界も、これらのマシンに対しては、そのスポーティさと速さに磨きをかける方向でパーツが開発されてきた。
今回紹介するコペンも、多くの読者はそんな方向でマシンが進化していくと思っているに違いない。ユーザーが若い世代中心だったらそうかもしれない。ところが……、現実はちょっとばかり違っていた。60歳代のユーザーも少なくない。新車価格がやや高いということもあるのだろうが、とにかく、オトナのクルマであることには間違いない。
そんな理由からか「速さの追求だけでなく、クオリティも求められている」と、今回取材したテイクオフでは、パーツ開発のむずしさ、こだわりについて話してくれた。
たとえば、マフラー。排気効率を最優先。早い話がある程度の口径を確保しつつ、価格を抑えないと売れなかった。ところが最近の傾向は、そこそこのパワーさえ出せればOK。ただし問題なのが、この「そこそこ」なのである。40歳代と50歳代では明らかに違い、60歳代なると話はもっとややこしくなってくるらしい。
そんな難題を最大公約数でバランスさせて送り出してきているのが、テイクオフのコペン用パーツだ。オトナが乗っても過激に感じず、それでいて速い。じつに完成されたマシンなのだ。