ジムニーパーツの超有力ブランド、「アピオ」のコンプリートカーは全5タイプ。“TSシリーズ”と名付けられ、ノーマル+足まわり&マフラーのベーシックタイプ(=TS3)から、モンゴルラリー出場車両と同等のパーツを用意したマシン・レプリカ(=TS7)、さらには最強のオフ向けパーツをおごった仕様(=TSR)まで、充実、かつ個性的なラインアップを誇っている。
とりわけ人気を集めているのが、今回紹介した“TS4”だ。スタイリッシュかつ対地性能を向上させる前後バンパー、サスペンションはマニアからの定評も厚く、ビギナーにも乗りやすい、オールラウンド指向の“つよし君八段コンプリート(60oアップ)”を採用。これにアピオ・オリジナルのホイール&タイヤ、やはりオリジナルのジェットストリームマフラーシリーズが組み合わされる。
アピオの場合、自社製品だけで、ここまでクルマを完成させてしまえるのがアドバンテージ。それだけクルマのバランスもいいわけだし、価格的にも抑えられる。
コンプリートカーの販売台数ナンバーワンには、きちんとした理由があるのだ。
ジムニーのパーツブランド、東の雄がアピオなら、西の雄がオフロードサービス(ORS)・タニグチだ。タニグチの場合、コンプリートカー販売を行っているわけではないが、バンパーなどのエクステリア系はもちろん、サスペンション、スープアップから、駆動系や小物パーツに至るまで、豊富なラインナップとユーザー本位のきめ細かいパーツ設定が魅力。そのため、ショップが自社のコンプリートカーに、タニグチ製パーツを採用する例も多い(冒頭紹介したジム・オート湘南もエクステリアに採用している)。
もちろん、実際に販売されるコンプリートカーではなく、デモカーというカタチでなら、タニグチの主張を紹介できる。写真はその最新バージョンで、何より注目したいのは、前後に装着された“FRPスタイリッシュバンパー”だ。従来からあるタイプのバンパーに比べ、高さを抑えつつシャープさを演出。ハーフスポイラーを装着したようなアンダー部分の処理など、ジムニー用としては斬新な手法が採用された。同時に装着された専用スキッドプレート、インタークーラー用ダクトをスムーズにデザインしたFRPスタイリッシュボンネットも含め、全体が都会的な雰囲気に仕上がっている。
が、見た目は都会的でも、中身はしっかり“オフローダー”だ。足まわりはオリジナルの“ソルブ3インチアップキット”でオンロードとオフロードを高いレベルで両立。さらに駆動系にはオフロードの最終兵器ともいえる、“ファイナルLSD”を前後ディファレンシャルに組み込んでいる。
このLSDは、チャタリング音もなく、装着したときの違和感もないのに、しっかり効いてくれるのが特徴。実際、前後に組んでもハンドルの重さはほとんど感じられないほど。オフ志向のユーザーに話題沸騰中のアイテムなのだ。