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いまどきのクルマなら、普通に乗っているぶんには 新車は新品の状態をキープし古いクルマは新車みたいに蘇るみなさんは、「補強パーツ」や「ボディパーツ」という言葉を聞いてどんなイメージを持つだろう?「ラリーやレースをやる人が付けるロールバーとか?」、「サーキットを走る人がボディ剛性を上げるために付けるパーツ?」、とっさに浮かぶのはそんなイメージじゃないだろうか。たしかにそれは間違っていないが、そのイメージは、ボディパーツのある一面しか表していない。 そこで、今回は「補強パーツの役割をもっと広く知ってもらいたい」という、株式会社オクヤマの奥山正之氏に話をうかがった。オクヤマは、「CARBING」や「DASH」などのブランド名でパーツをリリースする補強パーツのスペシャリスト。30年以上にわたってモータースポーツ用の補強パーツを作り続けているノウハウを生かして、いまでは一般ユーザー向けの補強パーツも多数リリースしているのだ。 まず補強パーツの役割を聞いてみると、「基本的には、補強することでボディのネジれを抑え、サスペンションにしっかり仕事をさせることが目的です。前後のストラットバー、ボディ下に付けるロアアームバー、メンバーの動きを抑えるメンバーブレースなどのパーツが一般的ですね。 この点で、補強パーツはサスペンションとの関係が非常に重要だと言えます。補強パーツとサスペンション、さらにボディパーツとサスペンションパーツの中間的な存在であるスタビライザー。これらのパーツをバランスよく、トータルでセッティングする必要があります。 また、さらにハードに走る人やスポーツユーザーにとっては、クルマが壊れないための補強と乗員保護の意味があります。これはロールケージをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。 さらに、みなさんに知っておいていただきたいのは、補強パーツはスポーツユーザーのためにだけあるものではない、ということです。 新車に装着しておけば、ボディを新車の状態に維持することができますし、古いクルマに使用すれば、新車に近い剛性感を取り戻すことができます。この効果は、スポーツカーに限ったことではなく、ミニバンでもコンパクトカーでも同じです。 たとえば、サスペンションの取り付け部分であるストラット部。『クルマはハガキ4枚分のスペースで接地している』というのはよく聞きますが、同じようにクルマのボディは前後4カ所のストラット部で支えられているような状態なのです。 走っているときはもちろん、止まっているときにも、この部分にはつねに負荷がかかっているわけです。とくに走行時には日常レベルでつねに入力があり、よくあるコンビニに入るために段差を乗り越えるような動きでも、それが繰り返されることでアライメントがくるうといった症状も出てきます。 補強パーツは、そういった進行していくボディのヤレを最小限に抑えることができるのです。補強パーツはスポーツユーザーのためのもの、という食わず嫌いはせず、いろんなタイプのユーザーの方に試してもらいたいですね」 けっこう目からウロコな話だよね。ここからは、オクヤマの製品を題材に、補強パーツにはどんな種類があるのか、チェックしてみよう。 ボディ補強の基礎は「ストラットタワーバー」にあり!
材質 剛性、重量、そして価格 好みで選べる3種類の材質 オクヤマでは、3つの材質をラインアップしている。非常に軽量でスチール並みの剛性があり、そして高価な「チタン」、適度な柔らかさがあり固めすぎたくないユーザーに好まれる「アルミ」、剛性が高く廉価、だけど重量は重い「スチール」の3種類だ。それぞれにメリットがあるので、好みと予算で選んでほしい。 シャフト形状 より強度のあるオーバル形状などを採用 シャフトは、基本的に真円の中空パイプのものが一般的。オクヤマでもチタン製のストラットバーでは真円が採用されている。ただし、アルミ製とスチール製では、20×40φと30×50φのオーバル形状のバーも採用。肉厚は、スチール製は1.6mm、材質の柔らかいアルミ製は3mmと十分な厚みを持たせて強度を出している。 取り付け サス取り付けボルトと共締め タイプによってはDIYも可能 左右ストラット部を結合させるストラットタワーバー。フロントは、サスペンション取り付けボルトと共締めして装着するのが一般的。バルクヘッド部にも取り付けボルトを設けた、3点支持のタイプもある。また、オクヤマ製品にはマスターシリンダーストッパーを採用し、より正確なブレーキングが期待できるタイプもある。 逃げ加工
ひたすら固めるのではなく力を逃がす工夫も オクヤマのストラットタワーバーは、シャフトとブラケット部の溶接部分に、あえて透き間を設けた逃げ加工が作ってある。これは、負荷がかかりすぎてシャフトにクラックが入るのを防ぐほか、事故の際、片側からのダメージが反対側にまで及ぶことを避けるねらいがある。ただ固めるだけでなく、力を逃がすことも必要なのだ。 一体式 or 分割式 溶接ジョイントの一体式とボルト2本の分割式 シャフト部とブラケット部を溶接した一体型のタイプと、シャフト部とブラケット部をボルトで留めた分割式のタイプがある。分割式は、取り付けスペースの都合で採用されているが、この場合もオクヤマでは「スチール」のサンプルのように、ボルトを2本使用することでより強度を出す工夫がこらしてある。 ボディ補強のメリット・デメリット
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