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DIY 缶スプレーでどこまでできるか?

 まずは補修、中古パーツなら要チェック
塗装は下地作りが上手にいけば、ほぼ90%は成功。 今回は補修作業についてもくわしく書いているが、 実際にエアロを使っていると割れてしまうことも多い。装着後の再塗装などのときに非常に役立つはずだ。
作業工程
1.テキトーな補修が…… 2.継ぎ目部分にはバリがある 3.広く、浅く滑らかにする
今回、オートエクゼに無理を言って、わざわざいいかげんな補修がしてあるエアロパーツを用意してもらった。下の部分が割れて、それをカンタンに補修してあるだけのもの。少し力を加えると、表から見たときにひび割れが浮き出てくるような状態。 エアロパーツを製作する段階で一体成型できないような形状のものは、いくつかのパーツに分割して成形。その後に張り合わせるという作業が行われるが、こうした製造方法がとられたパーツはどうしても継ぎ目にバリが発生する。これもあとで除去する。 裏側はどうにかそのままでもいけそうなので、表のひび割れ部分を補修することにした。120番程度のサンドペーパーでひび割れ部分を広く浅く滑らかにしていく。エアツールなどがない(普通はないよね)場合は、カマボコ形状の板などにペーパーを張り付けて行う。
4.下地が滑らかになるまで 5.エポキシパテを塗る 6.薄く何層にも塗る感覚で
ひび割れている部分はこの写真で縦方向に1本だけ。しかし削り込む部分はかなり広範囲。大切なのは塗装が残っている部分と削った部分との境界線で、この部分が段々にならないように滑らかに仕上げていく。 ひび割れ部分の補修にはエポキシパテを使用した。エポキシパテは樹脂と硬化剤のふたつのチューブに分かれている。段ボールなどの上に同量を出して、完全に色のムラがなくなるまで練る。硬化すると樹脂になり、弾力性も出るのでエアロにはピッタリ。 削り込んだ境界線よりも外側から薄くパテを塗り込んでいく。ボテッとならないように、薄く何層にもするような感覚で塗っていく。出来るかぎり空気が入らないように。ヘラの腹の部分をエアロに押しつけるような感じで、空気を押し出しながらの作業。
7.パテの硬化をしっかりと持って 8.再び滑らかさを出す 9.サフェーサーで下地を作る
製品にもよって違うが、パテが硬化するまでは速くても2〜3時間はかかる。できれば1日置いてから削りの作業に移りたい。最初は80番程度のペーパーを使って、形を整えていく。このときも広く浅くが基本で、削りすぎないように注意したい。 120番程度のペーパーを使って滑らかさを出していく。写真のなかで使っているのは、スポンジ状になったサンドペーパーのようなもの。曲面にもよくなじんで、キレイに仕上げることができる。 パテを塗った部分にサフェーサーを吹く。サフェーサーは下地剤で、ゲルコート仕上げなどのときにまずはこれを吹いて下地を作るのだ。パテで埋めた部分と、削り取った部分は下塗りがないので、サフェーサーが必要ということになる。
10.小さな気泡も見逃さない 11.修正部分の仕上げ 12.バリを削ってなめらかに
パテで修正した部分やサフェーサーを吹いた部分などには気泡が発生する。これをラッカーパテという薄塗り用のパテで修正していく。パテ→ラッカーパテ修正→サフェーサー→ラッカーパテ修正→必要なら再びサフェーサー。ていねいにやる必要がある。 ラッカーパテでの修正がひととおり終わったら、400番→600番という感じで修正部分をキレイに滑らかにしていく。アクセントラインなどがパテで埋まってしまった場合、金ノコの刃などを使ってアクセントラインを作ってあげる必要がある。 バリ部分もキレイに仕上げる。しかし、製品の質が悪いと、バリを取ったのが原因でエアロがバラバラになってしまうこともある。裏側を見たときに、強度を保つための補強部品が張り付けてあるなどしてあれば、バリを削っても大丈夫だ。
これも目からウロコ。サフェーサーはパテだ
 プロが使うサフェーサーというの見せてもらった。サフェーサーはパテを薄くしたようなものなので、ダマができやすい。このためプロはスプレーのノズルを詰まらせないように、サフェーサーを布でこして使う。缶スプレーのサフェーサーは薄いので詰まりづらい。
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